2018/04/22

先日の記事で紹介しましたが、寄生虫 アニサキスによる中毒が、ここ10年で20倍に急増しています
アニサキスをプランクトンが食べ、プランクトンを魚が食べる。その魚を人間が食べることになるのですが、人間の胃の中はアニサキスにとって最悪の環境で、アニサキスが胃の壁を突き破ろうとした時に胃がアレルギー反応を起こし激痛を起こします
病院に行くと内視鏡で摘出されることになるのです
昔は、アニキサス対策で酢に付けたりワサビを使うことで殺せると聞いていましたが、バケツ一杯ほどの量が必要になるそうで、効果が無いのだとか、、、
胃腸炎との違い
専門家によると、アニサキス中毒の特徴は、吐き気が強いが、下痢をしない、胃がキリキリと鷲掴みされたように痛むなどの症状がでます
痛みは最初が一番痛く、2~3日間断続的に続き、アニサキスは自然に体内で死にます
アニサキスは食後6~8時間で激痛が出ることが多く、夕食時に摂取した場合、深夜2~3時ごろ、もしくは朝方に激しく痛むのです
痛みへの対処法には正露丸
処置するのには内視鏡による除去が望ましいのですが、結局、深夜に救急病院では内視鏡処置をしてくれません
そこで、応急処置の常備薬としてあると便利なのが「ブスコパン(胃腸薬)」ですが、緑内障、前立腺肥大症、心臓病の人は使用NGとなっています
ツムラの漢方薬「安中散」にアニサキスの動きを止める効果があるそうですが、ツムラ側は「動きを鈍らせる効果があるといえるが、人体では実験していない」とコメントしています
また、なぜ動きが鈍るかはわかっていません
最も確実に効果がると言われているのは、正露丸でアニサキスの動きを抑制する効果があり、特許も取得しています
しかし、薬事法によりアニサキスに効くと書いてはいけないことになっているそうです
飲食店での対応
千葉の魚の販売店では証明を明るくして、青いまな板に変更し、アニサキスを発見しやすくしています
佐賀のスーパーではブラックライトを使った装置でアニサキスを発見しやすくしています
この機器は京都大学と調理メーカーの共同開発で、1台20万円ですが、約1000台販売しています
救急車で病院に運ばれても、アニキサス中毒は命にかかわる病気ではないので、痛み止めを処置されて翌日以降に内視鏡になるようですね
結局 確実なのは、魚は解凍ものか養殖魚を選ぶことですね
参考:テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」