2018/04/22

夏に向けて日々 気温が上昇しているこの時期、ダニが増える時期でもあります
夜の寝ている時間にダニに刺されても、朝起きたときはダニ刺されに気が付きません
症状が出るまでかなり時間があるのがダニ刺されの特徴で、強いかゆみと赤みが1週間ほど続くのです
また、アレルギー性の病気の8割以上がダニの死骸やフンなどを吸い込んだことが原因と言われています
この時期に要注意の、ダニから被害を防ぐ方法と、ダニを退治する方法をまとめてみました
ダニが刺す場所
ダニ刺されても他の虫と区別がつけにくいのですが、ダニに刺されやすい場所は脇腹~腕の内側、お腹~股など身体の柔らかい部分で、この身体の柔らかい部分が刺されていたらダニの可能性が高いです
ダニは主に肌が露出していない肌の柔らかい部分を刺すのです
それに対してトコジラミ(南京虫)は首、前腕、足など肌が露出している部分を刺します。ネコノミ(ネコについたノミ)は膝から下をよく刺します。
ダニに指されると、個人差もありますが蚊に刺されるよりもかゆく、かゆみは1週間ほど続きます
更に、お風呂に入り血行がよくなるとかゆみが強くなります
赤ちゃんに危険なアレルギーマーチ
刺されたかゆみ以外にもフンや死骸を吸い込むことがアレルギーを引き起こします
特に子供が幼少期にダニアレルギーによりアトピー皮膚炎を発症すると、例え治っても小学校になると気管支ぜんそく、思春期には花粉症になる、アレルギーの連鎖であるアレルギーマーチに陥ってしまいます
そのため、赤ちゃんは要注意です
家の中でダニが多い場所をランキング
ダニを退治するにはダニのいる場所を知ることが重要で、ダニのエサが多く、隠れる場所があるところに注意です
3位ソファ
掃除機がかけ難いので生き残りやすく、汗を吸うのでエサが多い場所です
クッションの裏は要注意です
2位カーペット
人間のフケが貯まりやすく、食べ物をこぼしたりでエサが豊富です
1位布団や枕などの寝具
人間の肌がふれている時間が長いため、エサが大量にあります
また、顔がそばにあるため、フンや死骸を吸い込みやすいことも特徴です
部屋の布を無くしてアレルギーを改善
アレルギーに患者が部屋にあるソファーなどの布地を取り払い、カーペットやカーテンを取り払うと見事アレルギーが改善されたそうです
布の中に潜むダニが居場所を無くしたことが要因です
ある部屋での調査による月ごとのダニの数は、5月30匹、6月800匹、7月4000匹、8月1万匹にも増加し、1匹のヒョウヒダニが1日に6個のフンをするので、5月に5400個/日のフンが、8月には180万個/日にも増えるのです
これを吸い込むとアトピー性皮膚炎や鼻炎 ぜんそくの原因になります
これは一つの例ですが、人によっては見事に改善されるので、悩んでいる方は医師に相談の上で、試してみましょう
家庭でできる撃退法
洗濯ではほとんどのダニは殺すことはできません
また、天日干ししても布団や枕の中に入り込むだけで、死にません
一つの方法は掃除機で吸い込むのが良いのですが、ダニはすぐに布の内側に潜ってしまいます
そのため、掃除機を掛ける前に行うのが部屋を2時間暗くすると効果的です
部屋が暗くなるとダニが布地の表面に出てくるため、掃除機で一気に吸い込むのがコツです
更に最も効果的なのが乾燥機で乾燥させること、ダニは乾燥しても死にませんが、60度以上の高熱になると死滅します